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山田/幼児:たべにきたのはだぁれ?
[幼児クラス] 2015.04.27
山田/幼児:たべにきたのはだぁれ?
幼児クラス / 制作:2015年4月 ◎感想/講師:山田 稔子 出会いの季節、4月。新しいクラスのお友達と出会ったり、幼児クラスでは初めてお道具と出会うお友達もいます。始まりの予感いっぱいで、ウキウキそわそわ。そんな気持ちに沿った軽やかな楽しい空想画に取り組みます。 まずは24色のクレパスの中から、好きな色を5つ選んで『アメ玉』を描きます。おいしそうな色...何色がいいかな?「ピンクはもも味!」「黄色はレモン!」「この色、何味?」「こんぶ!」えっ?意外な発想にびっくり。笑。 小さな◯をしっかり塗ると、おいしそう。描くのが楽しくなって、ついつい大きなアメになったり、形をアレンジしてみたり、ミックス味にしてみたり、指でこすった跡に「アメが溶けた!」と驚いたり。ただ◯を描いていくだけなのですが、アメのつもりというキッカケだけで、こんなに遊べてしまいます。 美味しそうなアメが、画面に様々に並んだら「くんくん、いいにおい!」誰かがアメを食べにやってきました。とことこ歩いてきたのはだぁれ?お空から飛んできたのはだぁれ?二ついっぺんに取ろうとしてるのはだぁれかな?思い思いに空想を馳せ、サインペンで描き込みます。家族やお友達、動物や虫さん、ヒーローや怪盗や宇宙人までやってきた!?描きながらいろんなストーリーが飛び交い、賑やかな絵になっていきます。 仕上げは絵の具でバックを色塗り。絵の具日和のいいお天気の日でしたから、子どもたちは大喜び。水を混ぜて筆でぐるぐる描く感じ、気持ちいい〜!初めての絵の具、色まぜの楽しさにすっかり夢中になったお友達も。描き終わったら、水でバシャバシャお片づけまでも「あ〜楽しかった!」と満面の笑み! お道具と出会い、色と出会い、お友達と出会い、想いを表す楽しさにも出会えたかな?出来上がった作品も、ニコニコ笑顔が弾け、それぞれに豊かな表情で嬉しくなりました。 「楽しい、できた!」のその続き、今年もどんな展開が待っているか楽しみな幼児クラスです。 ・・・・・ *facebookに制作の様子と作品を追加しました。→☆  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【幼児クラス・5月の体験レッスン】 ☆通常のクラスに入り、レッスンを体験していただけます☆ 5月  7日(木)15:00~16:00 5月  8日(金)15:00~16:00 5月13日(水)13:30〜14:30 内容:『よくみてかんじていろづくりー観察して描こうー』 (要予約)受講料:1500円 お問い合わせ:アトリエ5☎ 044-411-5154 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
辻 /こどもいけ花クラス・生徒募集!
[いけばな] 2015.04.20
辻 /こどもいけ花クラス・生徒募集!
◎サロン5・いけ花クラス:辻悦子 毎月2回木曜日の午前中に、草月流の古家賀苑先生をお迎えしてお稽古をしています。今回は、新緑輝く庭で爽やかな風を感じながら生けました。写真右の吉田香倫さんは、今年度から本格始動する「こどもいけ花クラス」の講師を務めて頂きます。初回のご予約も始まりました。定員制のためご希望の方はお早めに!私もお手伝い致しますのでどうぞ宜しくお願い致します。 ===== ◎土曜特別講座・こどもいけ花クラス講師:吉田香倫(草月流師範)写真右端 ↑ 本年度より、一年を通して四季折々の花を使った「こどもいけ花クラス」を開講します。(全6回) 「いけ花」を通して自然と親しみ、花の持つ色、香り、感触など五感を使って季節を感じてみませんか。基本の花型であるバランスや、いけ方も楽しみながら学んでいきます。 対象:年長〜小学生 *定員:各回8名(先着順) 保護者の見学自由 場所:アトリエ5 *持ち物:特にありません 受講料:会員 1,620円+花材費1,500円=3,120円 非会員 1,940円+花材費1,500円=3,440円 【春のいけ花】5月30日(土)10:30〜12:00  テーマ:色を楽しむ ご予約:☎044(411)5154 (10:30〜18:00 休:日曜日)
春日/小学生:虹色のたまご
[小学生クラス] 2015.04.15
春日/小学生:虹色のたまご
小学生クラス(月•水) 2015年4月 ◎ 感想/アシスタント:春日千尋 今週から四月の制作が始まりました。虹色のたまごをテーマに空想を広げて描いていきます。 1回目は、たまごの話から始まりました。「みんなどんなたまごを知ってる?」  「いくら!うずらー!カズノコー!」 「カモノハシってたまご生むんだよ!」「ダチョウのたまごで目玉焼き作りたい!」  みんな良く知ってます。たまごトークで大盛り上がりした後は、講師のこんな言葉で制作がスタート。 「今回は見たことのない虹色のたまごを作ります。見たことのないたまごだから、 どんなものが生まれるのかは誰も知りません。そんな自分のたまごをつくろう!」 一人一人のたまごの色はくじ引きで決定しました。スケッチブックにたまごのかたちを描いたら 自分の担当する色やその色に近い色で塗っていきます。 たまごの中に、クレパスで小さな丸を描き、そのとなりに重ねてもう一つさらにもう一つと 細胞分裂をするように埋めていきました。 今回のルールは、たまごの中の隣り合うかたち同士が少しでも色が違うことです。 そんな沢山の色数はクレパスにはありません。だから混ぜ色をして作りました。 青ならば、紫に近い青や緑に近い青など、色の組み合わせや混ぜる量によって 沢山の青色を作り出せることが実感出来たと思います。 こすったり、けずったり、模様を描いたり。自分なりの工夫をして卵を育てるように大切に描いていました。 そんな風に愛情を込めて描いていると、自然と「この中には~がいるんだ!」とみんなの中に命が生まれていました。 「来週は卵から、みんなの「何か」が誕生します。スケッチブックを閉じて寝かせましょう。」 子ども達が、いつもより丁寧にスケッチブックを閉じて棚に戻していたのが印象的でした。 ============================ 【子ども美術コース5月の体験日】 通常レッスンを体験していただけます。(要予約)受講料:1500円 ◎小学生クラス 内容 旬の野菜を描きます  月曜日クラス 5月11日 火曜日クラス 5月12日 水曜日クラス 5月13日  前半15:30~17:00/後半17:00~18:30 ※月水のみ ◎幼児クラス  内容『よくみてかんじていろづくり』  木曜日クラス 5月7日 金曜日クラス 5月8日  15:00~16:00 ◎親子クラス 内容『おだんごぱん(ねんどあそび)』  金曜日クラス 5月8日  10:30 ~11:30 ☆見学:無料 随時受付しております。お問い合わせ下さい。 お問い合わせ:アトリエ5☎ 044-411-5154 
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渋谷/親子:新しいクラスのスタート!
[親子クラス] 2015.04.13
渋谷/親子:新しいクラスのスタート!
2015年3月制作/親子クラス ◎講師:渋谷 葉子 この3月で5人のお友達が親子クラスを修了しました。 幼稚園、保育園ご入園おめでとうございます。 そして、この4月からまた新しいクラスのスタートです! 今年度は水曜日クラスと金曜日クラスの2クラス開講です。 水曜日クラスは2才半〜3才のお子さんが対象です。(お席があと1組です。お急ぎ下さい) 金曜日のクラスは1才半〜2才前後のお子さんが対象です。(こちらはまだ余裕があります) 親子クラスでは手遊びや絵本の読み聞かせを導入に造形遊びを楽しみます。 とはいえ、皆がきちんと座って絵本を見れる訳ではありません。 最初の頃はアトリエのお教室にあるもの全てが珍しく、お部屋を歩き回ったり、 何が入っているのか引き出しをあけてみたりと大忙しです(笑) それをひと通り経験すると、自ずと皆の輪の中に入ってくるようになります。 造形遊びでは、ご家庭ではなかなかできない絵の具をたっぷりと使った制作と ご家庭でも簡単にできて、繰り返し遊べる制作とを取り入れています。 2才から3才というこの時期は、自我が芽生え、著しく成長する時期でもあります。 「自分がやりたい!」というこの気持ちをお母さんと共に応援していけたらと思います。 1クラス5人の子ども達ですが、5人いれば5人とも違う。 お互いにお子さんの個性や成長を認め、喜び合うステキなクラスです。 今年はどんなクラスになるのか、とても楽しみです♡ ***************************** 【春の入会キャンペーン実施中!】 体験レッスン受講料割引1,500円→500円(4月末まで) 水曜日クラス体験日:4月22日・5月13・5月27日 金曜日クラス体験日:4月24日・5月 15・5月29日 時 間/ 10 : 30〜11 : 30 親子共に汚れてもいい服装でお越し下さい。 この春、お子さんと一緒に始めてみませんか? お問い合わせお待ちしております。 アトリエ5☎ 044-411-5154 *****************************
山田/2015年度スタート!
[小学生クラス] 2015.04.08
山田/2015年度スタート!
2015年3月制作/小学生クラス(火)、幼児クラス ◎講師:山田 稔子 ご入学、ご進級、おめでとうございます。気持ちを新たに、アトリエ5でも新年度がスタートいたしました。新しいお友達もお迎えし、これからのレッスンにワクワクドキドキ!の春ですね。 初回では、まずお友達それぞれの自己紹介と、教室でのお約束を確認します。「時間と仲間とモノを大切にしよう」。気持ちよく楽しいレッスンのために、まずはそこから。今年も一年季節を感じながら、充実の時間を皆さんと創ってゆける事を楽しみにしています。 そして講師のクロッキーで今年度のレッスン開始!春らしい衣装で、と用意したものの今週は冬に逆戻りの気候で参りますね...笑。新しい季節・新しい自分の、期待と緊張と意気込みが鉛筆の線に表れる、4月のクロッキー。年間で数回取り組むので、その度にまたこの初回の気持ちと表現を振り返るのもいいものです。 先月3月の制作(写真)では、幼児クラスも小学生クラスも、大変意欲的に取り組めました。2年に一度の作品展を終えたばかりで、自信がついたり、新たに憧れを抱いた様子で、モチーフと画面に向かう目の色が明らかに変わりました。一年間でどの制作が一番お気に入り?との問いかけに、できたての「これ!」と即答の子もいたくらいです。今の自分が一番すてき!と思える、そんな気持ち、大事にしたですね。 幼児クラス・小学生クラス、それぞれの作品をご紹介いたしますので、facebookアルバムよりご覧下さい。→幼児クラス:☆・小学生クラス:☆ 本年度もアトリエ5とご家庭の皆様とで是非ご一緒に、子どもたちの応援団となっていきましょう!どうぞよろしくお願いいたします。 ========================= 【春の入会キャンペーン実施中!】 こども美術コース・新規生徒さん募集☆ ◎体験レッスン受講料割引 1,500円→ 500円(4月末まで) 季節を感じながらの楽しい制作と豊かな日常、 この春から一緒に始めてみませんか? お問い合わせお待ちしています。 アトリエ5☎ 044-411-5154 =========================
辻/子供油絵:生きているということ
[小学生高学年] 2015.02.18
辻/子供油絵:生きているということ
子供油絵クラス 制作:2015年2月   /写真の作者:小学6年生女子 ◎感想/講師:辻悦子 今月初めに、遠い国で日本人が殺されるという衝撃が走り、子供たちを守るべき我々大人たちの動揺も大きく、不安な日々が続きました。宗教や政治の事などまだ良く判らない子供たちも、マスコミの影響をそのまま受け、きれい事は通用しない雰囲気でした。 こういう時こそ「命ということ、生きるということ」を、子供たちと共に考えてみようと、心を込めて谷川俊太郎の「生きる」の詩を読み、「大切なことって何だろう?みんなはどう思う?」と、静かに問いかけてみました。 そうして生まれた詩は、もうそんな事考えているの?とビックリするものや、可愛く優しい気持ちを忘れていないものなど、それぞれの今の考えです。さらに「まどみちお画集 とおいところ」を参考に、自分のやり方を模索して1枚の絵に表現しました。スケッチブックの詩と絵を何度も推敲する真剣な姿に、子供たちのこの1年の成長を実感し、大人たちの感受性が試されてるなあと背筋が伸びる思いでした。全20作を3月の作品展に出品します! まず、自分の考えを信じること、そして多様な考えや表現がある事を知り認めること。。これがアトリエ5の一つの到達点です。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 以前の取組みが、書籍になっています。今週は、小学生クラス以外は作品選考会なので、教室で是非お手に取ってご覧下さい。アマゾンで中古もあります。→☆ =紹介文より= 感動の波紋がじわじわ広がり、詩集としては異例の7万部のヒットとなった「生きる わたしたちの思い」の第2弾。人は、なぜ生きるのか? 100人の無名の詩人たちが谷川さんと一緒に考えました。特別企画として、小学生や高校生が挑戦した「生きる」作品も掲載。谷川さんの味わい深いエッセイ「今=ここ」も収録。
本田/小学生:扇面画・墨染めの花
[小学生クラス] 2015.02.16
本田/小学生:扇面画・墨染めの花
小学生クラス  2015年1月     /*facebokに他の写真を追加しました。→☆ ◎作品のねらい ・墨や毛筆の特性を知り、新鮮な表現、技法を楽しむ。 ・扇面や水引を用い画面構成を考える。 ◎ 感想/講師:本田雄揮(月・水曜日クラス) だいぶ遅くなってしまいましたが(申し訳ありません…)1月はここ数年お馴染みの、墨を使った制作を行いました。しかし、例年の模写とは違い、今回は自ら創作していくことが目的。 講師の山田が専門性を活かし、子ども達が楽しんで臨めるテーマを準備しました。 期待していた子も多く、最後まで大変意欲的に取り組むことができました。 墨と毛筆を使って線の練習から始まり、今回のポイントである『没骨法』や『永楽墨染』を行った時には、もうみんな墨の虜。 初回は私に代わって墨に造詣が深い山田に指導を願ったので、隙をみて子ども達と一緒に行ってみたのですが、これがとても楽しい。 筆さばきだけで墨の線が竹になったり草になったり枝になったり…。 はたまたただの黒点の上に水を垂らすだけでゆっくりゆっくり花になっていったり…。 子ども達と共に感動しっぱなしでした。 学んだ技法を使って扇面という特殊な形の画面に、オリジナルで植物を描き、最後に『仕立て』としてミニ扇面や水引をあしらい完成。 描いている量はいつもより少ないのですが、いつもとは違う工程&一発描きという緊張で、毎レッスン終わる頃には全員ドッと疲れていました。 しかし、その疲れはいつも以上に集中した何よりの証拠。作品も今までにない新たな側面がうかがえる素晴らしいものとなりました。 今回特に私がおもしろいなあと思ったことは、日本画、引いては日本で培われてきた思想の『遊び心』でした。 変哲もない墨の線が、見方によっては植物にも生き物にもなる曖昧さ。 何も描かれていない『余白』を意味のある空間として成立させる潔さ。 思惑と外れても、それを逆手にとって楽しむ柔軟さ。 それを許してしまう懐の深さ。 『自由』という言葉が遠く目指すものではなく、気が付けばそっと隣にいるような感覚。 きっとそればかりではないのでしょうが、そういったある意味『ゆるい』ことって、日常生活ではつい等閑にしがちです。 答えは一つではないし、しかも見つけるのではなく自分でつくる。 そのことの大切さを身をもって感じました。 さて、もうすぐ作品展です。 子ども達の『こうしないといけない』ではなく『こうしてみた!』を是非とも多くの方に堪能して頂きたいと思います。
春日/小学生:墨で遊ぼう!
[小学生クラス] 2015.02.11
春日/小学生:墨で遊ぼう!
小学生クラス 制作:2015年2月 ◎感想/アシスタント:春日千尋 2月初めのレッスンは、墨の制作の締めとして、 思いっきり墨で遊びました。 まずは、くじ引きでチームに分かれ、 各チームに一枚の障子紙を配りました。 「おお~!」 その大きさにテンションも上がります。 描く道具もいろいろ用意しました。 とっても太い筆や、刷毛、扇形の筆など 筆の他にも、どう使えるのかわからない謎な材料も‥ 皆次第で筆になる!と講師が持ってきました。 墨も、2種類の濃さを用意して 後は、お水で自分で調節OK。 さあ墨で遊ぼう! ルールは、簡単。じゃんけんで勝った人が、 一筆だけ描くことができます。 講師と私がデモンストレーションをしました。 しばしレッスンを忘れて真剣勝負。 「はやくやりた~い」とみんなの気持ちも最高潮! じゃんけんスタート! 「やった~」「どれで描こうかな?」「また負けた~!」 笑ったり悔しがったり、大盛り上がりでした。 大きな紙に、どこまでも自由にのびのびと筆を動かせるって 気持ちいい!さらに皆と描いていると楽しい! 何回か、じゃんけんをした後は、 今度はチームで協力して「素敵な絵」にしていきます。 「そこは、やりすぎないで!」「水、これ以上禁止!」 低学年の子の大胆さを、高学年の子が上手くコントロールして 絵づくりをする姿も見られました。 低学年の子も「さすがは高学年は味わい深い(表現する)な~」 と、感心する場面も。それを感じ取れる君も凄いよ! 最後は、タイトルを決めて発表。 なんだか分からない絵も、タイトルを聞くと なるほど!そう見えるから不思議。 写真に挙げたチームのタイトルは「クロスと牡蠣」 十字架(左側)は分かるけれど牡蠣って? 「丸(右側)を描いたら失敗して牡蠣みたくなったから!」 う~ん。タイトルが前衛的です。 一回きりの制作でしたが、遊ぶ•描く•伝える が詰まった充実の時間でした。 なにより、いろいろな学年が混ざった チーム内での化学反応がとても素敵でした。 ============================ ☆新年度 小学生クラス説明会(要予約) 日時/2015年2月27日(金)16:00~16:30 4月から入会を検討されている方この機会に是非ご参加下さい。 ☆小学生クラス体験日(要予約) 3月は『観察画』 3月6日~8日に行われる展覧会で生けられたお花を描きます。 通常レッスンを体験していただけます。入会をお考えの方是非ご参加下さい。 月曜日クラス 3月9日 火曜日クラス 3月10日 水曜日クラス 3月12日 前半クラス 15:30~17:00/後半クラス17:00~18:30 (1日2クラス開講 全6クラス) 体験受講料:通常1500円→3月は500円になります。 ☆見学:無料 随時受付しております。お問い合わせ下さい。 お問い合わせ:アトリエ5☎ 044-411-5154 ============================
山田/小学生:扇面画・墨染めの花
[小学生クラス] 2015.02.03
山田/小学生:扇面画・墨染めの花
小学生クラス  2015年 1月 ◎ 感想/講師:山田稔子(火曜日クラス) アトリエ5の冬の小学生クラスでは、これまで 日本画の模写に取り組んできました。 それだけあって、子どもたちにも墨と毛筆は お馴染みのものになってきているようです。 冬恒例の日本画的制作、今回は墨の技をメインに いよいよ創作の花を描く『扇面画』に挑戦です。 ・輪郭線を描かない「没骨法」 ・和紙と墨の性質を生かした「永楽墨染」 前回の春日のブログにあったように、 上記の、毛筆の技・和紙と墨の技をまずは練習。 筆遣いを感覚で理解し、自ら表現の幅を広げる姿、 墨の濃淡と和紙の効果に驚き魅入り、楽しそうに 自分にぴったりくる描き方を実験し探る姿。 伝えたことはほんの少しの事でも、基本をおさえつつ 各々に多様な展開を見せる子どもたちを見ると、 やはり筆&墨ネイティブなのかなと感じたりもします。 または単純に、毛筆の柔らかな弾力と和紙の吸い込みが、 自分の呼吸をまるごと受け取ってくれる感じがして 描き手に心地良い画材なのかもしれません。 本番の用紙は、扇の形の画仙紙。 末広がりのおめでたい形です。 この変わった形の画面にお花を描くには、 どうすれば格好良くなるかな? と琳派の画集を開き参考にしたりしました。 ポイントは余白、描かない部分のスペースだね、 とそれだけ確認し、あとはそれぞれ体得した自分の表現で 静かに、じっくり、自分だけの墨の花を咲かせていきました。 じんわりと広がるにじみ。 冴えた濃墨の細い線。 薄墨の重なりに現れる量感。 やり直しの出来ない一発勝負の表現に緊張したのか 描き上げたら、大〜きな一息と、 「うん。。よし。」という笑顔。 たまらないレッスン時間でした。 出来上がった作品は、より見栄えよく仕立てます。 紅色の台紙に、金銀の水引と構成。 水引の使われる目的や形の意味も会話に添えつつも 子どもたち自身のアイデアで結んだり絡めた形をつくり、 墨画の扇面を彩る素敵な飾りとなりました。 朱のハンコ風の落款をつけて、完成! 白黒で描いたのに、こんなに華やかでおめでたい。 作者自身も満足げ、お互いの表現を褒め合う姿もありました。 普段使い慣れない筆・墨ともすぐに仲良くなり、 これほどまでにしっくりくる表現ができたのは、やはり 文化を身体的に受け継いできた日本人だからなのだと、思いたいです。 そしてそれは誇らしいことだと、感じていてほしい。 力作群を、3月の作品展会場にてズラリと並べて 皆様をお迎えしたいと思います。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【新年度入会説明会】参加費無料 *ミニ体験レッスン有り ☆日時:2015年2月27日(金)小学生クラス/16:00~16:30 新年度(2015年4月~)入会をお考えの方は、是非ご参加下さい! 担当講師が指導方針や制作内容など詳しくご説明致します。 また通常のレッスンの見学をご希望の方もお気軽にお問い合わせください。 《☎アトリエ5:044-411-5154》 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
渋谷/2月の絵本棚「滝平二郎」
[親子クラス] 2015.02.03
渋谷/2月の絵本棚「滝平二郎」
暦では2月3日の節分を節目に春を迎えますが、 実際のところはまだまだ寒い日が多く、 本当の意味での春はもう少し先になります。 そんな中、木々は土の中で養分を蓄え、固い蕾をつけ、 静かに春の準備を進めています。 春を告げる花として真っ先に挙げられるのが梅の花。 私のお気に入りの場所に「府中市郷土の森」があります。 武蔵野の面影を復元した建物と静かな森の公園です。 広大な敷地に60種類、1,100本の梅の木がいま見頃を迎え、 今週末から3月15日(日)まで梅祭りを開催しています。 琴尺八演奏会や野点茶会のイベントも催しています。 ご家族で時間を忘れてゆったりとお花見はいかがでしょう? 是非、お出かけ下さい。 www.fuchu-cpf.or.jp/museum/ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ さて、今月の絵本棚は「滝平二郎さん」の特集です。 「モチモチの木」というと頷かれる方も多いのでは。 小学校の教科書に載っています。 私の世代では「八郎」でしたが… 黒を基調とした切り絵独特の作風に 小さい頃はちょっと怖かったという声も。 斎藤隆介さんとのコンビで沢山の名作が生まれました。 ☆ 「モチモチの木」 文/斎藤隆介 以下同じ 夜中に一人でおしっこにも行けない弱虫の豆太。でも、大好きなじさまのために…。モチモチの木が明かりを灯す場面が美しくて印象的! ☆ 「八郎」 大男であるにも拘らず、なぜ自分が大きくなりたいと思うのかがわからなかった八郎。海の水が津波となって村に押し寄せた時、その答えを悟ります。秋田弁と力強い絵が迫力満点です。 ☆ 「半日村」 一日のうち半日しか陽があたらない半日村。その貧しい村に陽をあてようとして、少年一平は…。子供たちの表情が何とも言えずいい。 ☆ 「火の鳥」 火の鳥がとぶ年は飢饉の年。母の形見のかんざしを持って、ひとり火の鳥退治に向かいます。火の鳥に向かう場面は手に汗にぎります。 ☆ 「花さき山」 山菜を採りに行って、山姥に出会ったあや。優しいことをすると美しい花が咲くという感動のものがたり。花さき山が美しい! ☆ 「ソメコとオニ」 遊び盛りのソメコ。でも、誰もかまってくれない。オニにさらわれても怖がるどころか遊びの催促。困りはてたオニは…。オニの表情がユーモラスでたまらない。 ☆ 「ユとムとヒ」 ユとムの友情物語。長い間コンビを組んできた斎藤氏の追悼作であり、お二人の友情物語とも読み取れる作品。本のあとがきも必読です! ☆ 「さるかに」 文/松谷みよ子 おなじみの昔話。松谷さんのテンポの良い語り口がいい。さるとかにの表情がとても愛らしい。 ☆ 「そらをとぶふね」ロシア民話 再話/西郷武彦 正直者のイワンが、おじいさんたちの超能力で悪賢い王様を追放します。滝平さんには珍しい洋物作品です。
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